それ以来、まどかは悠真の言動に、以前よりも敏感になっていた。彼が他の女子と話していると、なぜか胸の奥がざわつく。特にひよりと悠真が親しげに話しているのを見ると、心臓が締め付けられるような、妙な感覚に襲われた。もちろん、ひよりのことは大好きだ。大切な友達だし、優しくて、ちょっぴりドジなひよりを、まどかは心から守ってやりたいと思っている。でも、悠真がひよりを見るあの眼差しは……。
(もしかして、私……悠真のこと……?)
その疑念が、まどかの心の中で、日に日に膨らんでいった。そして、ひよりに向けられる悠真の熱い視線を見るたび、まどかの心には、親友への罪悪感と、得体の知れない焦燥感が募っていったのだ。
♢ひよりの参加と高まる鼓動ひよりが部屋に入ると、まどかがすぐに彼女をゲームに誘った。
「ひよりちゃんもやるでしょ? 今、私とコウちゃんで負けたら罰ゲーム対決なの!」
まどかの言葉に、ひよりは困ったように微笑んだ。
「えー、私、ゲームあんまり得意じゃないから……」
「大丈夫大丈夫! 教えるからさ!」
煌も、ひよりの腕を引いてゲーム機の前へと促す。ひよりは、少し躊躇しながらも、結局コントローラーを手に取った。悠真は、ひよりが自分の部屋でゲームをしているという事実に、言いようのない高揚感を覚えていた。彼女の華奢な指が、コントローラーの上でぎこちなく動くのを見つめる。
煌が、ひよりの隣に座り、身を乗り出して操作方法を教えている。その距離が近いことに、悠真は胸の奥でチクリと嫉妬を感じた。煌の声が、ひよりの耳元で響くたび、悠真の心はざわつく。
「わ、難しいね!」
ひよりが、少し苦戦しながらも楽しそうに笑う。その笑顔は、悠真の心をさらにかき乱した。彼の中に渦巻く感情は、もう友情だけでは済まされないものになっていた。
まどかは、そんな悠真の様子をちらりと見て、ニヤリと意味ありげな笑みを浮かべた。凛音は、相変わらず冷静な表情で、時折、悠真とひよりに視線を送っている。
やがて、ゲームはさらにヒートアップし、部屋の中は賑やかな声で満たされた。悠真は、皆の楽しそうな声を聞きながらも、ひよりの一挙手一投足から目が離せない。彼女が笑うたび、困った顔をするたび、彼の心は大きく揺さぶられる。この部屋に、ひよりがいるというだけで、全ての景色が輝いて見えた。
♢チーム戦ゲームが一段落し、皆が息をついていると、まどかが突然、パンと手を叩いた。
「ねぇねぇ、次、チーム戦にしない? ひよりちゃん、コウちゃんと組んでみない?」
まどかの提案に、ひよりは少し戸惑った表情を見せた。
「え? 私、まだあんまり上手じゃないから、足引っ張っちゃうかも……」
「大丈夫だよ、ひよりちゃん!コウちゃんが上手だから、きっとカバーしてくれるって!」
まどかは、そう言いながら、わざとらしく煌にウィンクしてみせた。煌は、まどかの意図に気づかず、まんざらでもない顔で胸を張る。
「おう!任せとけって!ひより、俺がちゃんと教えてやるから、安心してついてこいよ!」
煌は、ひよりの肩にポンと手を置いた。ひよりは、少し驚いたように煌を見たが、すぐに「ありがとう!」と笑顔で答えた。その笑顔は、煌の顔をさらに綻ばせる。悠真は、その光景をベッドの上から見ていた。煌とひよりの距離が、まどかの言葉によって、一気に縮まったように感じられ、悠真の胸はざわついた。
まどかは、悠真の視線に気づいたのか、ちらりと彼の方を見て、口元だけで「どう?」と問いかけるように笑った。悠真は、その笑みに、まどかの企みを感じ取った。彼女は、意図的に煌とひよりを近づけようとしている。そして、それは、悠真を焦らせるためのものだと、悠真は直感的に理解した。
チーム戦が始まると、煌はひよりに熱心にアドバイスを送った。
「ひより、そこは俺に任せて、お前はこっちの敵を狙え!」
「分かった!」
ひよりは、煌の指示に素直に従い、懸命にコントローラーを操作する。煌は、ひよりが敵を倒すたびに「ナイス、ひより!」と声をかけ、二人の間には、まるで長年の相棒のような一体感が生まれているように見えた。
悠真は、画面の中のゲームよりも、煌とひよりのやり取りから目が離せなかった。煌がひよりを褒めるたび、ひよりが煌に笑顔を向けるたび、悠真の胸の奥が締め付けられる。煌は、まどかの仕掛けた罠に、まんまと嵌まっているようだった。そして、ひよりは、そんな煌の優しさに、純粋に喜んでいるように見える。
悠真の心の中には、焦りと不安が渦巻いていた。このままでは、ひよりが煌に惹かれてしまうかもしれない。そんな想像が、悠真の心を激しく揺さぶった。彼の股間は、既に熱を帯び、硬く膨らんでいたが、それはひよりへの欲情だけでなく、煌への嫉妬と、そして、自分の感情を伝えられないもどかしさからくる熱でもあった。
♢絶望と怒りの咆哮 煌の言葉が、悠真の心臓を鷲掴みにした。まどかの裏切り。ひよりが受けたであろう仕打ち。目の前に立つまどかの顔が、見る間に醜い悪魔のように見え始める。怒りと絶望が、悠真の全身を支配した。 彼は、まどかの手を振り払い、ついさっき見かけたひよりの元へと駆け出した。商店街の人混みをかき分け、迷うことなくひよりが消えていった方向へ向かう。「悠真くん! 行かないで! お願い、行かないで!」 背後から、まどかの悲痛な叫び声が聞こえる。彼女は、悠真の腕に必死に縋りついた。だが、悠真の耳には、その声は届かない。彼の頭の中では、煌の嘲笑うような声と、信じられない真実が、嵐のように渦巻いていた。(煌が言っていたことは、本当なのか!? まどかが、全部仕組んだって!?) あの夏の日々が、走馬灯のように脳裏を駆け巡る。夏祭りでのまどかの不自然なまでの「気遣い」。ゲーム中の、ひよりと煌を執拗に近づけようとした行動。そして、極めつけは、夏休み中の出来事だ。 親が旅行に行っていて、悠真の家でお泊まり会をした夜。皆が寝静まった後、悠真は自分のベッドでひよりを寝かせ、自分はソファで眠っていた。静まり返った部屋の中、かすかな物音で目が覚めた悠真が目にしたのは、悪夢のような光景だった。 暗闇の中、煌がひよりのベッドに忍び寄り、彼女の体をまさぐっていたのだ。ひよりの口から、か細い、抵抗するような、それでいて抑えつけられたような喘ぎ声が漏れていた。悠真は、その光景をただ呆然と見ていることしかできなかった。全身が硬直し、声も出なかった。混乱と恐怖、そして目の前の現実を受け入れられない衝撃に、悠真はただ立ち尽くすばかりだった。 あの時、なぜ動けなかったのか。なぜ助けられなかったのか。後悔と自責の念が、今、まどかの裏切りによって、さらに深く悠真の心を抉る。(まさか、あの時のことも……まどかが……!?) 頭の中で、嫌な想像がよぎる。あの夜の煌の行動も、まどかの企みの一部だったのではないか。そんな悪魔のささやきが、悠真の心を蝕んでいく。「離せよっ!!」
♢過去との対峙、そして確信 その日の帰り道、悠真はまどかに、ひよりを見かけたことを正直に話した。まどかは、黙って悠真の言葉に耳を傾けていたが、彼の正直な気持ちを受け止めるように、そっと彼の腕に自分の腕を絡ませた。「悠真くんが、大丈夫なら、それでいいよ」 まどかの言葉は、彼を信頼し、支えようとする深い愛情に満ちていた。その優しさに触れ、悠真の心に、まどかへの揺るぎない愛が確かなものとして刻まれた。ひよりとの過去は、確かに存在した。しかし、それはもう、彼を苦しめるものではない。まどかという光が、彼の過去を照らし、未来へと導いてくれるのだ。 数日後、学校の廊下で、悠真はひよりとすれ違った。ひよりは、一瞬悠真に気づき、その瞳に微かな戸惑いの色が浮かんだが、すぐに視線を逸らして通り過ぎていった。悠真は、何も言わずにその場に立ち尽くした。かつてあれほどまでに心を揺さぶられた彼女の存在が、今では遠い記憶のように感じられた。 その日の放課後、悠真はまどかの手を握り、いつもの帰り道を歩いた。秋風が二人の髪を優しく撫でる。「まどか」「ん?」「俺、まどかのこと、本当に好きだよ」 悠真の言葉に、まどかは驚いたように目を見開いた後、満面の笑みを浮かべた。その笑顔は、ひよりとの再会で感じた微かな心のざわめきを完全に消し去り、悠真の心を温かい幸福感で満たした。過去は過去として受け入れ、悠真はまどかと共に、確かな未来へと歩み始める。♢煌の登場、そしてまどかの拒絶 二人が駅へと続く道を歩いていると、前から歩いてくる男の影が目に留まった。背が高く、どこか自信に満ちた雰囲気。それは、間違いなく煌だった。彼はスマートフォンを片手に、誰かと楽しげに話している。悠真とまどかの姿を認めると、煌はにやりと口角を上げた。その顔には、以前のような無邪気な笑顔はなく、どこか傲慢な色が浮かんでいるように見えた。「お、風間じゃん。まさかお前と花城が付き合ってるなんてな。世の中、何が起こるか分かんねぇーもんだなっ」 煌は、わざとらしく悠真とまどかを交互に見比べながら言った。その言葉には、どこか悠真を見下
「えへへ♪ そんなことするわけないじゃん!! 当然……悠真くんだけだよっ💕」 そう言うと、まどかは彼の手を自分の頬に押し当て、すりすりと甘えるように擦り寄せた。その柔らかな手の感触と、熱を帯びた肌の温かさが、悠真の掌にじんわりと伝わってくる。彼女の視線が、彼の瞳に吸い付くように絡みつき、彼の心臓を締め付ける。「悠真くんこそ……他の女の子を見ちゃダメだよ? ね? 私だけを……見てて……」 最後の言葉は、囁くようにか細く、ほとんど吐息に近かった。その声には、僅かな不安と、彼への純粋な願いが込められている。まどかは、悠真の腕の中にすっぽりとおさまったまま、彼の首筋に顔を埋めて、その白い指先で彼のTシャツの生地を弱々しく、しかし確かに握りしめた。 そのいじらしい仕草と、独り占めを懇願するような甘い口調に、悠真の胸は締め付けられ、抗いがたいほど愛おしさが込み上げてきた。彼はもう、何も言葉にできなかった。ただ、まどかの柔らかい背中に腕を回し、彼女の体をぎゅうと抱きしめ、その小さな頭に何度となく優しいキスを落とすことしかできなかった。 彼女の甘い吐息が、彼の肌を温かく撫で続ける。その全てが、彼にとってかけがえのない宝物のように感じられた。♢穏やかな朝の訪れ 翌朝、悠真が目を覚ますと、まどかが隣で穏やかな寝息を立てていた。朝日がカーテンの隙間から差し込み、まどかの顔を優しく照らしている。彼女の寝顔は、安らかで、まるで天使のようだった。悠真は、まどかの柔らかな髪をそっと指で梳き、その温もりを感じた。 この数ヶ月間、悠真の心は嵐の中にあった。ひよりへの裏切りと絶望、そして自己嫌悪。しかし、まどかが、まるで嵐の後の静かな港のように、彼を優しく包み込んでくれた。彼女の存在が、悠真の心の傷を癒し、再び光を見せてくれたのだ。 まどかの瞼がゆっくりと開き、潤んだ瞳が悠真を捉えた。彼女は、寝起きの少し掠れた声で、「おはよう、悠真くん」と囁き、ふわりと微笑んだ。その笑顔は、悠真の心を温かい幸福感で満たした。「おは
「あっ、んんっ……んあっ……あぁっ!」 深い場所を抉られるような感覚に、まどかの嬌声が漏れる。背後から自身を支える悠真の腕にも力が入る。自身が場所の奥底に突き当たるたびに、まどかの体は大きく跳ね上がり、ベッドが激しく揺れた。自身が場所の壁を擦るたびに、これまでとは異なる場所が刺激され、新たな快感がまどかの全身を駆け巡る。「ああ……ん……やめて……でも……もっと……!」 まどかの悲鳴のような叫び声が、悠真の鼓膜を震わせる。彼は、彼女の懇願を無視するように、リズムをさらに速めていく。背後から伝わる自身の熱と硬さが、まどかの理性を溶かしていく。自身の脈打つ感覚が、まどかの奥深くで共鳴し、これまで感じたことのない絶頂へと彼女を誘う。まどかの耳元で彼の荒い息遣いが直接響き、その熱気が肌を撫でるたび、彼女の鼓動がますます速まり、まるで彼と一つになるかのように重く、そして力強く脈打った。 しばらく激しい自身の動きが続いた後、悠真は再び動きを止めた。彼は、まどかの腰を掴み、今度はゆっくりと、自身を場所の中で回転させた。これまで刺激されていなかった場所が自身にマッサージされ、まどかの体には新しい波の快感が押し寄せる。「きゃ……ああ……な、に……これ……!」 まどかの声は完全に制御を失い、ただ快楽に溺れるままに自身を委ねる。悠真は、彼女の反応を感じながら、自身のリズムと角度を繊細に調整する。自身の動きのたびに、まどかの場所の内側の筋肉が脈打ち、自身を強く吸い付く。その感覚が、悠真の理性をも狂わせる。快感に蕩けたまどかの瞳は、光を吸い込んで潤み、その奥で彼の姿を捉えようと微かに震えていた。その視線が交差するたび、二人の間に一層濃い熱が生まれた。互いの肌が擦れ合うたび、汗で湿った部分が吸い付くような粘り気を感じさせ、その摩擦音は高揚した二人の呼吸音に溶け込んでいく。 そし
「んあっ……」 まどかの肌が初めて彼の目に現れた時、悠真は息を呑んだ。午後の淡い光が、彼女の雪のように白い肌を、まるで発光しているかのように照らし出している。その肌は、触れれば溶けてしまいそうなほど柔らかく、微かな産毛さえも愛おしく感じられた。 彼は、ため息交じりに彼女の肩から鎖骨へと唇を滑らせた。温かい息が触れるたびに、まどかの肌には粟立つような鳥肌が立った。甘い香りが悠真の鼻腔をくすぐり、彼の理性を揺さぶる。まどかの首筋から肩甲骨を伝うように、悠真の舌が這っていく。かすかに汗ばんだ肌は、滑らかでありながら、ねっとりとした甘い感触を彼に伝えた。熱を帯びた二人の肌からは、甘くもどこか生々しい混じり合った香りが立ち上り、まどかの体から発せられる蜜のような匂いが、悠真の鼻腔を甘く刺激して意識を酩酊させた。「きゃ……ん……悠真くん……」 まどかの甘い喘ぎ声が、彼の耳元で震える。彼女の手は、彼の髪に絡みつき、彼の頭を彼女の体へと引き寄せた。 悠真の舌が、まどかの柔らかな乳房を舐め上げると、まどかの体が大きく震え、小さな悲鳴のような吐息が漏れた。乳首が、彼の舌の感触に反応して硬く蕾み、敏感に脈打つ。口内に広がる、まどかの肌のわずかな塩気と、甘く濃厚な香りが混じり合う。悠真は、その全てを慈しむように、ゆっくりと、しかし熱心に愛撫を続けた。 深く呼吸をするたび、まどかの髪に残るシャンプーの甘い香りと、汗によって際立つ彼女自身のフェロモンの匂いが入り混じり、抗いがたいほど魅惑的な匂いの渦が悠真を包み込んだ。 悠真は、まどかの温かい肌の感触、甘い吐息、そして彼女の甘く少し切ない喘ぎ声に、意識を奪われていくようだった。彼の指先が、まどかの太ももの内側を優しくなぞると、まどかの体が小さく跳ねた。「んっ……ふぅ……」 もう片方の手は、彼女の柔らかな臀部を包み込むように撫でる。熱を帯びた肌が、彼の掌に吸い付くようだった。 彼は、彼女の細い腰を強く抱き寄せ、自身の体
ある夜、悠真の部屋で、二人は並んでゲームをしていた。ゲームオーバーになってしまい、悠真が悔しそうに唸ると、まどかがくすりと笑った。「もう一回やろうよ、悠真くんならできるって!」 そう言って、まどかは悠真の肩にそっと頭を乗せた。彼女の柔らかい髪が悠真の頬をくすぐり、温かい息遣いが耳元にかかる。悠真の心臓は、トクンと跳ねた。もうすぐ触れそうな距離にあるまどかの顔に、悠真の視線は釘付けになった。彼女の瞳はゲーム画面に集中しているが、その唇は微かに弧を描いている。悠真は、まどかの温かい体温を感じながら、この穏やかな時間がずっと続けばいいと心から願った。♢自然な流れ、募る想い まどかと恋人同士になってから、二人の間には穏やかで優しい時間が流れていた。手をつないで歩く帰り道、他愛ないことで笑い合うカフェ、そして時折見せる照れた笑顔。それらは全て、悠真の心に温かい光を灯し、ひよりとの過去の痛みをゆっくりと癒していった。 ある週末、二人は悠真の部屋で過ごしていた。窓から差し込む午後の陽だまりの中、並んでソファーに座り、読みかけの漫画を共有している。時折、顔を見合わせて微笑んだり、内容について小声で話したり。特別なことは何もしていなかったが、ただ隣にいるだけで、二人の心は満たされていた。 ふと、まどかが顔を上げ、悠真の横顔をじっと見つめた。その優しい眼差しに気づき、悠真も顔を向けると、まどかは少し照れたように微笑んだ。「悠真くんの隣にいると、なんだかすごく落ち着くんだ」 まどかの小声に、悠真の胸が温かくなる。彼女の隣にいると、悠真もまた、心の奥底から安らぎを感じていた。 悠真は、そっと手を伸ばし、まどかの頬に触れた。彼女の肌は、驚くほど滑らかで温かかった。まどかは、彼の予期せぬ触れ合いに、かすかに目を丸くしたが、すぐに柔らかな笑顔を返してくれた。悠真の親指が、彼女の頬を優しく撫でる。二人の視線は、温かい午後の光の中で溶け合った。♢重なる吐息、高まる鼓動 ゆっくりと、悠真は自分の顔をまどかの顔に近づけていく。まどかは、彼の動きを拒むことなく、瞳を閉じた。二人の唇が、そっと触れ合う。それは、先日の雨の中での予期せぬキスとは違い、温かく、そしてとてもゆっくりな、確かめ合うようなキスだった。 まどかの唇の柔らかさ、ほんのり甘い吐息。悠真は、彼女の温もりを感じるたび